かぜ予防とひきはじめ対策

かぜ予防の基本は、体の抵抗力をつけることです。
また、原因となるウイルスや細菌との接触をなるべく避けることも大切です。
それでは、詳しくかぜ予防について見ていきましょう。

かぜ予防とひきはじめ対策

日頃のかぜ予防

日頃のかぜ予防

かぜ予防の大きなポイントは、まず体の抵抗力をつけること。
ふだんから十分な休息と栄養バランスのとれた食事をとって、過労や睡眠不足、過度の飲酒やタバコなどに注意して、体力をつけておきましょう。
さらに、原因となるウイルスや細菌との接触をなるべく避けましょう。

かぜは、主に手を介しての接触感染ですから、手洗いが感染予防のうえでとても大切です。
また、うがいも、のどにうるおいを与え、抵抗力を高めるために効果的です。
なお、かぜが流行しているときは、人混みへの外出を控え、外出しなければならない場合はマスクの着用をおすすめします。
ほこりを防いだり、鼻やのどの乾燥を防いだりする効果があります。

一方、室内では、こまめに換気をし、冬場はとくに保温・加湿を心がけましょう。
ただし、夏に流行するウイルスは多湿を好むので、注意が必要になります。

正しいうがいと手洗い

正しいうがいと手洗い

手洗いは手指などに付着したウイルスを物理的に除去するために有効な方法で、うがいは口の中を清浄にします。
両方ともかぜ予防の基本です。
外出後の手洗い、うがいは一般的な感染症の予防のためにもおすすめです。

それでは、かぜ予防の基本となる正しいうがいと手洗いの方法を見ていきましょう。

うがいの方法

まず、水を口に含んで、強くクチュクチュしながら、口の中を2~3回洗い流します。
そして、上を向いて、のどの奥の方で10回ほどガラガラとうがいをして(10~15秒ぐらい)、水をはき出します。
これを数回くり返します。

手洗いの方法

最初に流水で手を洗ってから、せっけんを手に取って泡立て広げます。
手のひら、指の腹面、手の甲、指の背、指の間(側面)、指の付け根、親指と親指の付け根のふくらんだ部分、指先、そして最後に手首(内側、側面、外側)を、順番にていねいに洗っていきます。
そして、せっけんを十分な流水でよく洗い流してから、ペーパーなどで手をふいて乾燥させます。
仕上げに消毒用アルコールを使用するとより効果的です。
なお、手を洗う手順を繰り返して2度洗いするとさらに効果的です。

厚生労働省サイト「衛生的な手洗い」

ひきはじめ対策は?

最後に、かぜのひきはじめのポイントをご紹介します。

  1. かぜをひいたら熱は38度ぐらいまで無理に下げようとしない
    かぜによる発熱を心配な症状と考えている人も多いようですが、ウイルスと闘うために熱を発生しているため、本来心配することはありません。
    ただし、基礎体温が低く、発熱に敏感な人や、体力の弱った高齢者などは、注意が必要です。
  2. せきは小さく細かくする
    せきはとてもつらい症状のひとつですが、身体が一刻も早くウイルスを体外に出すために行うものですから、がまんする必要はありません。
    ただ、強いせきをすると体力を消耗しますから、“小さく、細かく”しましょう。
  3. 鼻はやさしく、小刻みにかむ
    鼻水は、ウイルスなど病原体を体外に出そうとするものなので、鼻をかんで排出することが必要です。
    やさしく小刻みに鼻をかみ、かむときは片方ずつかみましょう。
    両方いっぺんにかむと、ウイルスを副鼻腔(鼻の奥)に追い込んで、副鼻腔炎を起こしてしまうことがあります。
  4. 室内の湿度は60~80%に保つ
    冬かぜのウイルスは、低温、低湿度の環境が大好き。
    そのため、室温を高くして加湿器などで湿度を上げればウイルスを退治できます。
    ちなみに、室温21℃~24℃、湿度50%で6時間加湿すると、ウイルス生存率は約3%まで下がります。
  5. かぜをひいたときの食べ物

    入浴後は完全に汗をふきとる
    かぜのとき、お風呂から上がったら、汗や水気をよく拭き取って、布団に直行!
    ぐっすり休みましょう。
    ただし、湯冷めしないよう、脱衣所と室内を暖めておくこと。
    また、長すぎたり(10分以上)、熱すぎたりするお湯や長風呂はNGです!
    さらに、40℃を超すようなときには絶対に入浴しないよう注意しましょう。
  6. 寝るときは厚着しない
    布団にもぐり込んで、身体を早く温かくして、ウイルスへの抵抗力を維持しましょう。
    だからといって、厚着をしたまま寝るのはNG。
    厚着をすると寝汗をかくので、体温が下がり、免疫力が低下するという逆効果となってしまいます。