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あなたが気になる大腸トラブルは?

ダイエット中で便秘気味

食事量の減少で腸の機能も低下

内容物を運ぶ大腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱くなっている状態です。 大腸は、筋肉を伸ばしたり縮めたりしながら、主に水分を吸収しつつ、少しずつ内容物を直腸へと移動させていきます。しかし、この運動は内容物の刺激によって起こるため、量がある程度ないと刺激が少なく、起こりにくいのです。ダイエットによって極端に食べる量が減ると、腸に入っていく量も少ないので、蠕動運動を起こす刺激も少なくなっているというわけです。蠕動運動が弱いために、内容物が腸にとどまる時間が長くなり、水分が余計に吸収されるので硬くなります。直腸に集まる量も当然少なく硬いので、便秘気味になるというわけです。こうした便秘のタイプを食事性便秘と言いいます。

食物繊維の減少は腸内環境にも悪影響

便になるのは、胃や腸で消化・吸収されずに残った、食べ物のカス。 そのほとんどが食物繊維です。この食物繊維は、余分な脂肪などを吸着し、いっしょに排出してくれます。また、それだけでなく、善玉菌を増やすはたらきもあり、、腸内の環境を整えるのに役立っています。食事量が少ないと、どうしても食物繊維が少なくなりがち。便秘をまねくだけでなく、腸内環境にも悪い影響を与える恐れがあります。

ケアのポイントは?

  • 海藻やキノコ、豆類や芋など、食物繊維を多く含む食品をとるように心がけましょう。
  • 必要な栄養素が補給できないと、胃腸機能のはたらきも衰えます。ダイエット中は、とくに栄養バランスの良い食事をとるようにしましょう。
  • ダイエット中は、食事や飲み物からとる水分も減っているので、意識的に水分をとるようにしましょう。