「はじめての生理がきた」。それは女の子にとって成長の証です。
でも本人としては、カラダやココロの変化を受け止めるのに戸惑いがあるかもしれません。
家族としてどんなケアをしたらよいか、先輩たちの経験談と娘のホンネを集めてみました。
編集協力;
「はじめての生理がきた」。それは女の子にとって成長の証です。
でも本人としては、カラダやココロの変化を受け止めるのに戸惑いがあるかもしれません。
家族としてどんなケアをしたらよいか、先輩たちの経験談と娘のホンネを集めてみました。
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生理の基礎知識や教育は
学校で習うことで充分なのかな?
生理とうまく付き合っていけるよう
親からのサポートも大事です
小学校では通常、生理について教育の時間を設けていますが、誰だって、いざ自分の身に生理が起きたら戸惑ってしまうものです。特にお子さんは血を見ると「痛い」「怖い」とおびえてしまうことが多いもの。また実際生理を経験してからは疑問や悩みがどんどん湧いてくるものです。ご家族の方がお子さんの理解度や疑問に寄り添って、生理との付き合い方をサポートしてあげられるよう準備をしておくと安心です。
生理がはじまるタイミングは個人差が大きいのですが、いつから生理の教育をはじめたらよいかの参考にしていただけたらと思います。「下着に血がついても心配することはないよ。生理は成長の証だから、安心してお母さんに話してね」と一言伝えるだけでも安心してくれそうですよね。
下着が汚れたとき、カラダやココロに不調がおこったときなど、生理への対応に慣れていない本人は小さなことでも落ち込んでしまうものです。家族でサポートするから安心してほしいとぜひ伝えてあげましょう。
生理のメカニズム
「赤ちゃんは女性のおなかの中で育つのだけれど、赤ちゃんを育てる部屋の壁が毎月新しくなるためにカラダの外に出ていくんだよ。ケガのときに出る血とは違うから、怖くないんだよ」など、お子さんが理解しやすいように伝えてあげましょう。周期や長さ、経血の量などお母さんの経験を交えて話してあげると良いかもしれませんね。
生理用品の使い方
生理がはじまる前に、生理用ショーツ、ナプキン、ポーチなど一式セットをプレゼントして使い方を教えてあげましょう。娘さんと一緒に買いにいくと好きなデザインを選んでもらえたり、店頭での選び方を学ぶ機会にもなります。また、学校生活や外出先で困らないよう、使用済みナプキンの処理の方法も正しく教えてあげると良いかもしれませんね。
カラダやココロの変化
生理にともなっておなかの痛さやゆるさ、月経前症候群(PMS)などの症状が起こる可能性があることを伝えておくと、本人も心構えができますね。ツラいときはムリをせず、カラダをあたためて休めたり、鎮痛薬をうまく利用していくことも良いと話してあげましょう。
生理になったとき、まわりの大人がどう対応してくれたか。これは女の子にとっては重要な問題ですよね。はじめての生理としっかり向き合えるよう、娘への気づかいのポイントを見ていきましょう。
お父さんや兄弟へは伝える?
「お母さんがいないときに困ることがあるかもしれないから、お父さんにも話しておいていい?」「お風呂やトイレに血が漏れていたときにびっくりするかもしれないから兄弟にも伝えていい?」などと本人の意思を確認すると良いかもしれませんね。
お祝いはするべき?
親としては、お祝いしてあげたいという気持ちが先にたってしまうかもしれませんが、お祝いされる=家族に公になることが恥ずかしいと感じるお子さんもいると思います。嫌がる場合は本人の意思を尊重して、娘の好物をそっと手渡してあげるなどに留めたほうがよいかもしれません。
友だちへの気づかいの仕方も教えてあげよう
はじまったばかりの頃の生理は何かと大変だから、ナプキンがなくて困っている友だちがいたら予備のものを渡してあげる、生理痛がツラそうな友だちがいたら保健室で休むことをすすめてみるなどとあらかじめ伝えておくと、友だち同士でもサッと助け合えるかもしれませんね。
男性であるパパは、まったく経験したことのない”生理”というデリケートなことがらにどのように対応したらよいのでしょう。先輩パパたちからのコメントや娘のホンネを参考にしてみてください。
経血が漏れているのを見つけたら?
生理になって間もないころは、経血の量や期間が不安定で、ナプキンのズレや吸収力が見合わずに漏れてしまうことがよくあります。経血漏れを異性に指摘されるのはとても恥ずかしいことだと感じる人が多いので、できれば女性に報告して対応してもらうといいですね。
「おめでとう」と
声をかけてもいい?
お祝いの言葉を素直に喜んでくれる子もいれば、恥ずかしいからと拒否する子もいると思います。娘がお母さんに「お父さんには内緒に」と口止めしている場合、お母さんと娘の信頼関係にも影響が及んでしまうので、お母さんや女性を通して確認を取った後に判断をしたほうが良いかもしれません。
シングルファザーの場合
女性のカラダの発育のことは、パパにとっては未知の世界。わからないことだらけでも「全力でサポートする」という姿勢を示しておくことが、お子さんにとって相談しやすい環境につながるかもしれません。また、親戚や姉妹、学校の保健の先生、生理用品については薬局など、父娘共々でまわりに相談できる女性を事前に見つけておくと娘さんが安心できると思います。
生理のことを打ち明けるのは、
どんな子でも勇気のいること。
勇気を持って話してくれた
大事なお子さんにとって
はじめての生理が
悲しい思い出にならないように、
お子さんの気持ちを尊重しながら
生理との付き合い方も
一緒に考えていきたいですね。
対象年齢15才以上
生理痛(主に、軟便を伴う下腹部の痛みがある場合)
この医薬品は「使用上の注意」をよく読んでお使いください。 アレルギー体質の方は、必ず薬剤師、登録販売者にご相談ください。
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