ザ・ガードコーワ整腸錠α³+

ちょっと真面目な腸のお話~腸内フローラのバランスを整えよう~

便から知る腸内フローラ

便は、腸の健康状態を知るヒントになりますが、便に含まれる腸内細菌を分析することで、さまざまな情報を得られることが明らかになりました。「腸内フローラ」の注目度はますます高くなり、さまざまな疾患との関連性を調べる研究も広く行われています。

腸内フローラを便でチェック!

人が食べたものは、内臓で消化・吸収され、約24~72時間後に便として排泄されます。便は「食べ物のカス」だけでできていると思われがちですが、実は腸内細菌も多く含んでいるのです。

健康な人の便は、実は約80%が水分です。その残りのうち、食べ物のカスは3分の1程度しかなく、3分の1がはがれた腸粘膜、そして3分の1が腸内細菌とその死骸だといわれています。このため、便をヒントに、自分の腸内フローラのバランスをうかがい知ることができるのです。たとえば便のニオイがキツイときは、腸内フローラが悪玉菌優勢だと推測することができます。これは、一定数を超えた悪玉菌は、腸内のタンパク質を腐敗させ、アンモニアや硫化水素などの有害物質をつくり出すためです。

つまり便は、目には見えない腸内フローラの状態を知らせる体からの大切な「お便り」ともいえるのです。

うんちのチェック方法

腸が健康であるかを知るには、毎日、便をチェックするのがおすすめです。便の状態は消化器官の働き度合いを表す重要なバロメーターです。色や硬さなどで、健康状態を知ることができます。

【理想的な便】

  • 色:黄色から黄色がかった褐色
  • ニオイ:ニオイがあってもひどくにおわない
  • 硬さ:やわらかいバナナ状(水分が約70~80%)
理想的な便 イメージ

黒っぽい色だったり、悪臭があったり、ゆるかったりするなら、腸内フローラが乱れ、悪玉菌が増えてしまっているかもしれません。

毎日の便の状態を把握して、健康でスッキリした生活を目指しましょう!

【ブリストルスケールによる便の種類と状態】

ブリストルスケールイメージ

便で予測する腸の健康

腸の中をのぞくことはできませんが、便を見れば、腸の状態をある程度推測することはできます。とくに、血便や便潜血などはとても重要な手がかりです。

血便は、鮮やかな赤色や、黒みがかった赤色の血液が混じった便です。鮮血が便についている場合は、痔の可能性があります。排便の前後に鮮血がポタポタとしたたるのが特徴的です。黒みがかった赤色の血液が混じっている場合は、潰瘍性大腸炎、大腸がん、大腸ポリープといった大腸の病気による出血も考えられます。

肛門に近い直腸やS状結腸からの出血では、鮮血が付着した便になりますが、肛門の中にできた痔と区別がしにくいため、熱、吐き気・嘔吐、体重減少など、それ以外の体の不調をあわせて考え、病院で検査を受けましょう。

便潜血による黒っぽい便を「タール便」ともいいます。胃や十二指腸潰瘍など上部消化管からの出血があると、胃酸の作用や時間的経過で酸化され、便が黒っぽく変色します。

血便の種類イメージ

腸内フローラが秘めるさまざまな可能性

近年のテクノロジーの進化により、便には想像以上にたくさんの情報が含まれていることが明らかになりました。最先端の装置を使って便を分析すると、腸内環境の状態だけではなく、腸内フローラがつくりだした代謝物質を広範囲に調べられるようになったのです。この研究がさらに進んで、どの細菌がどのような物質をつくるのかがわかるようになれば、その結果をもとに、個人個人がかかりやすい病気を事前に知ることができる時代がくるといわれています。また、メタボリックシンドロームや、さまざまな疾患(がん、うつ等)と腸内フローラの関連性を調べる研究も広く行われています。

これからの未来は、ますます腸のセルフケアの重要性が高まることが予測されます。健康診断に「腸内フローラ検査」が加わる日も遠くないかもしれませんね。

腸内フローラが秘めるさまざまな可能性 イメージ

【参考】

『人の健康は腸内細菌で決まる!』(光岡知足著/技術評論社)
『うんちのうんちく』(左巻健男/PHP研究所)
『腸内フローラの生態と役割』(光岡知足編/学会出版センター)
腸内細菌と健康(e-ヘルスネット情報提供、厚生労働省)
『胃腸ケア・ガイドブック』(興和新薬)
『おなかの調子がよくなる本』(福田真嗣著/ベストセラーズ)