ザ・ガードコーワ整腸錠α³+

ちょっと真面目な腸のお話~腸内フローラのバランスを整えよう~

腸内バランスと体の関係

体の健康には、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が占める割合を増やして、腸内フローラのバランスを整えることが重要です。おなかにいる腸内細菌と体との関係を知って健康づくりに役立てましょう。

腸内細菌たちのおしごと拝見!

腸内細菌は、私たちの腸の中で、さまざまなはたらきを担っています。

腸内細菌たちのおしごとイメージ

①食べた物を消化

糖分を分解(発酵)して酢酸や乳酸などを産生したり、小腸で消化しきれなかったたんぱく質や食物繊維を分解・消化し、においやガスを発生させています。

②ビタミン産生

ビタミンB1・B2・B6・B12のほか、ニコチン酸アミド、葉酸、ビタミンK、パントテン酸、ビオチンなどを産生しています。

③・④腸を病原菌から守る(免疫刺激・外来菌の増殖防止)

一部の腸内細菌は、腸管に病原菌が感染するのを防いでいるほか、増殖して一定数存在することで外来菌の増殖を抑え、さまざまな病原菌から腸を守っています。

⑤腸のエネルギー源(有機酸)の生成

腸に到達した食べものから、有機酸などの栄養分を産生しています。有機酸は、腸がぜん動運動を行う際のエネルギー源として利用しているため、腸の活動に関しても、腸内細菌は重要な役割を担っています。

⑥有毒物質の毒性を低減

一方、乳酸菌やビフィズス菌などは、発がん性物質などの毒性低減に関与しているといわれています。

【参考】

①~⑤:『新版胃腸ケア・ガイドブック』(興和新薬)
⑥:『静脈経腸栄養』Vol.28 No.4 2013 9(915)-15(921)(日本静脈経腸栄養学会)

腸内フローラと抗生物質

細菌が原因となる病気(感染症)などの治療のために、細菌を殺したり、増殖を抑えたりする抗生物質を服用することがあります。抗生物質は病気の治療になくてはならないお薬ですが、人体に害を与える細菌だけでなく、有用なはたらきをしている細菌にも作用します。その結果、腸内の善玉菌(ビフィズス菌)の数が減り、悪玉菌や日和見菌の割合が増えて、腸内フローラのバランスが崩れてしまうことがあります(菌交代症)。

こうした影響を最小限に留めるために有効なのが、ビフィズス菌や乳酸菌を摂取することです。日頃から「腸にやさしい食事」を参考にしましょう。また、抗生物質を服用する際は、腸内フローラのバランスにも気をつけてみるとよいでしょう。

抗生物質を服用する際は、医師に相談の上、腸内環境にも配慮できるとよい

【参考】

『人の健康は腸内細菌で決まる!』光岡知足(技術評論社)

腸内フローラと気分の関係

脳は、非常に複雑な神経ネットワークを構築し、私たちの生命活動を支えています。一方、腸には独自の神経系があり、脳と互いに影響を及ぼしあうことがわかっています。これを「脳腸相関」(のうちょうそうかん)と言います。

生命活動や心の動きを調節する際、さまざまな指令を伝えるのが神経伝達物質です。脳と腸の両方で分泌される神経伝達物質に「セロトニン」があります。「セロトニン」は、脳内では気分を安定させ、穏やかにする役割を担っているほか、睡眠にも関与しています。また、腸では、腸を動かす指令を出す際に使われています。

生活習慣やストレスなどが影響して腸のはたらきが鈍り、便秘になった場合を考えてみましょう。

このとき、腸の神経系は、「セロトニン」を分泌し、腸が動くように刺激します。腸内では、腸が反応するまで「セロトニン」を分泌し続けるため、便秘がひどくなると、腸内のセロトニンが過剰になります。一方、脳では「セロトニン」が不足している状態になってしまうため、不安になったりイライラしたりしやすくなるようです。

腸内フローラのバランスを適切に保ち、便秘を予防することが、心身ともにすこやかに過ごすことにつながるのです。

腸内フローラと気分の関係 イメージ

【参考】

『あなたの知らない乳酸菌力』後藤利夫(小学館)
『臨床栄養』臨時増刊:脳腸相関
『日経サイエンス』2017年2月号